Meta (メタ) のマーク・ザッカーバーグが Twitter (ツイッター) の類似アプリ Threads (スレッズ) を2023年7月6日木曜、7月7日金曜に発表する。
Meta としては、何としてもこのタイミングを逃すことができないと考えていたはずです。ネットでは既にこのニュースが駆け抜けていますが、この新しいソーシャル・プラットフォーム Threads のプライバシーに異を唱えるツイートもあるようです。
以下、Meta の新しいソーシャル・プラットフォーム Threads アプリがユーザーデータをすべて収集することについて警告しているものをご紹介します。
アプリがあなたのデータをすべて収集することを示唆している
🚨BREAKING: META's Answer to Twitter (Threads) Release Date CONFIRMED
'Threads' will be released on Thursday in the U.S.
The app has been described as a competitor to Twitter. According to an executive at Meta, its goal is to establish a "sanely run" social media site.… pic.twitter.com/PxQxAERnB1
— Mario Nawfal (@MarioNawfal) July 4, 2023
このアプリは Twitter の競合と言われている。Meta の幹部によると、このアプリの目標は「健全に運営される」ソーシャルメディア・サイトを確立することだという。
しかし、”健全に運営” という言葉は、アプリの説明にあるように、アプリがあなたのデータをすべて収集することを示唆しているのかもしれない。
個人的には、イーロン・マスクの Twitter に対するビジョンはかなり優れており、ザッカーバーグの実績とは対照的に、彼は言論の自由を純粋に支持していると確信している。私は心からチーム・ツイッターに参加します。
Threads が収集するユーザーデータ
こちらの画像は、MacroEdge のチーフエコノミスト Don Johnson 氏が指摘していた、Threads アプリのプライバシーに関する画面を表示しています。まだアプリは公式にローンチされていないので、現段階では変更されることも十分に想定されますが、こちらの画面には次のようなことが記載されています。
Threads、欲しがりすぎだろ pic.twitter.com/FIAUbBdumC
— CHEEBOW@週末音楽家 (@cheebow) July 4, 2023
あなたに関連するデータ
以下のデータが収集され
あなたの身元にリンクされます:
– 健康とフィットネス
– 購入情報
– 財務情報
– 所在地
– 連絡先情報
– ユーザーコンテンツ
– 閲覧履歴
– 利用データ
– 連絡先
– 検索履歴
– 識別子
– 機密情報
– 診断
– その他のデータ
プライバシーに関する慣行は、お客様が使用する機能や年齢などによって異なる場合があります。さらに詳しく
要するに全ての情報が Meta に収集されるということだと思います。既に TikTok などがユーザー情報を不正に取得しているのではないか?とも長らく言われていますが、特に若いユーザーは、TikTok などのように、そこに大多数のユーザーが集まり、クリエイター、インフルエンサー・エコノミーが形成されていれば、こういったプライバシーに関わらず、数の力や友達もやってるからと、アプリを使用する傾向にあります。
今回も Twitter の度重なる制限等を受けて、Threads アプリ自体が転けない限り、プライバシーに関係なく一定層が移行したり、アプリを使い出すと思いますが、このユーザーデータの収集がどこまで問題視されるのか?議論となるのか?は気になるところです。
メタ新アプリのプライバシーポリシーを騒いでいるところがおもろい。大手プラットフォーマーはみんな、例外なく一緒。アップルユーザーの皆さん。アップルのプライバシーポリシーをご覧になられたことありますか。 pic.twitter.com/dV3W3ZFVk1
— Amin Azmoudeh | アミン・アズムデ (@aminimaz) July 4, 2023
Threads のプライバシーに反応している人は、Apple のプライバシーを見てみて!との声も。結局大手ハイテク企業はユーザーを囲い込もうと必死な訳で、ユーザー数で一国をも凌駕するハイテク企業の郷に入っては郷に従え、というのが本音かもしれない。
Facebook 広告の無法地帯問題
ちなみに Meta (旧Facebook) の Facebook 広告は近年無法地帯と化しており、著名人、インフルエンサーを名を偽った詐欺広告がかなり出回っている。今話題になっている、みずほ証券の Fcaebook 広告も明らかな詐欺なので注意を。
友人が「み○ほ証券がやばい」というから見てみたら、素晴らし…いや、やばかった。
本当に素晴ら…ゲホゲホ、けしからんですな… pic.twitter.com/b8FCgUNrAL
— まっつー@再現性トレード (@comesmile0501) July 3, 2023
さすがに大手企業の名を介した明らかな詐欺だが、善良な市民は信じてしまう可能性があり、いくら窮地になる Meta も野放しにし過ぎだという声が聞こえてくる。金さえ貰えれば広告は何でも有りなのだろうか。
以上のことから、民意は結局 “牌” の争い、ユーザー数の有無で決定されることになるだろう。しかし、近年のハイテク企業に対する個人情報の制度も厳しくなってきているので、大手企業だからといって好き勝手は許されないだろう。