2023年7月22日に韓国のグループが新たな室温・大気圧の超伝導体「LK-99」を発見したという報道が話題になっています。超伝導体は磁石を反発させるゼロの電気抵抗を持つ物質であり、従来のものは非常に低温や高圧が必要でした。

新たな超伝導体「LK-99」は127℃以下の温度で動作し、電力効率を向上させる可能性があります。しかし、論文には温度に対する電気抵抗の測定がなく、信憑性に疑問が持たれています。

この発見に対し、さまざまなグループが再現実験を行っており、今後の結果が注目されています。一方、別の研究では、地球温暖化により大西洋の海流システムである AMOC (アムック) が崩壊する可能性があり、欧州の気温に大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。

また、NASA のJEDIミッションによるレーザー観測により、熱帯雨林の構造や生態系について新たな知見が得られています。さらに、ミュンヘン工科大学でのハイパーループの試験が行われており、量子レーダーの開発なども進められています。これらの研究や発見は、科学の分野で新たな展望をもたらす可能性があります。

LK-99 とは？

LK-99 は、鉛、酸素、硫黄、リンを含む粉末化合物を高温で加熱して合成される物質であり、高い電気抵抗を示す105℃では超電導性を示しませんが、30℃ではほぼゼロの電気抵抗を持つとされています。

LK-99 の再現、レビューが行われている

新たな超伝導体「LK-99」についての情報は、さまざまなウェブサイトで報告されています。中国のチームがLK99の再現実験を行っているとの報告があり、その結果が注目されています。また、科学誌ではLK99の開発についてレビューが行われています。

特に、中国の華中科技大学の科学者たちは、LK-99 の成功した再現を報告しています。この超伝導体は、ゼロ抵抗性の薄膜として提示されています。

現在は検証段階

・再現実験の重要性
LK-99 の再現実験が行われているとの報告があります。これは科学的な発見において重要なステップであり、その結果が LK-99 の信憑性を確認するための重要な指標となります。

・超伝導体の可能性
LK-99 が室温で超伝導性を示すとされています。これが確認されれば、電力伝送や磁気浮上技術など、多くの分野での応用が期待されます。

・科学的な検証のプロセス
LK-99 の発見が報告されてから、その信憑性についての議論が行われています。これは科学的な発見が公に認知されるまでのプロセスを示しており、科学者たちは新たな発見に対して慎重に検証するべきという態度を示しています。