イタリア・ローマに拠点を置くヨーロッパの衛星サービス会社 Telespazio (テレスパツィオ) と BlackSky (ブラックスカイ) がグローバルなパートナーシップを強化。
・新たに締結したリセラー契約により、世界中のテレスパジオの企業が BlackSky の製品・サービスを商用化できるようになる。
・テレスパジオグループは、BlackSky のダイナミックで高解像度、高再現性の画像により、ジオインフォメーションの提供を充実させます。
We’re excited to be working with @telespazio! Read more here: https://t.co/EpvPnWAvkm
— BlackSky (@BlackSky_Inc) June 24, 2022
Leonardo(67%)とThales Group(33%)の合弁会社である Telespazio は2022年6月24日、BlackSky (NYSE: BKSY) とグローバル非独占再販契約を締結し、テレスパジオグループが世界中の顧客に対して BlackSky 地理空間製品およびサービスを商業的に利用できるようにしました。
本契約により、e-GEOS や GAF を含む世界中の Telespazio は、COSMO-SkyMed および COSMO-SkyMed Second Generation レーダー群の監視能力を補完する BlackSky の高解像度、高再現性の夜明けから夕暮れの画像製品を追加し、地理情報の提供を強化することができるようになりました。
Telespazio CEO のLuigi Pasquali は、今回の件について以下のように述べています。
BlackSky社との戦略的パートナーシップを強化することができ、大変嬉しく思っています。この新しい契約は、BlackSky Global 衛星群が14基のベースラインに達したばかりで、ヨーロッパおよび世界中の政府および民間顧客に、より効果的かつ包括的なサービスを提供する能力を大幅に向上させるものです。
BlackSky のCEOである Brian E. O’Toole は、次のように述べています。
世界中の顧客は、日々の最も重要な決定をサポートするために、リアルタイムの情報を提供し、ジャストインタイムの情報にアクセスする、ダイナミックモニタリングに対する明確なニーズを持っています。私たちは、テレスパジオグループと協力して、新しいビジネスニーズに対応し、私たちの世界の見方や理解の仕方を変える高度な高周波画像を提供できることを嬉しく思います。
本契約は、2018年3月に宇宙分野におけるより幅広いイニシアチブの下で開始された協力関係を強化するもので、Leonardo(67%)とThales Group(33%)の合弁会社である Thales Alenia Space と BlackSky も、小型衛星技術の開発・製造のリーディングカンパニーである合弁会社 LeoStella (レオステラ) を設立しています。
Telespazio (テレスパツィオ) とは?
1961年にイタリアで設立された Telespazio は、ローマに本社を置き、様々な子会社やジョイントベンチャーを通じて9カ国で3000人の従業員を数えます。
フランスでは Telespazio France、ベルギーでは Telespazio Belgium、ドイツでは Telespazio Germany、GAF、Spaceopal(ドイツ宇宙庁DLRとの合弁会社)、英国では Telespazio UK、スペインでは Telespazio Ibérica、ルーマニアでは Rartel が事業を展開しています。
南米では、Telespazio Brasil と Telespazio Argentina で事業を展開しています。イタリアでは、イタリア宇宙庁が20%出資する地理情報サービスのリーディングカンパニー、e-GEOSを擁しています。
60年以上にわたる事業で得たノウハウ、宇宙センターとテレポートの国際ネットワーク(民間利用では世界で最も重要なものの1つであるフチーノ宇宙センターを含む)、Galileo、EGNOS、Copernicus、COSMO-SkyMed などの宇宙プログラムへの参加により、Telespazio はサービスプロバイダーおよび大規模ミッションインテグレーターとして市場に貢献し、宇宙ミッションが目的を達成できるように川上、川中、川下に渡ってサービスを提供しているのです。小型衛星技術の開発・製造のリーディングカンパニーです。