イーロン・マスク率いる SpaceX、衛星インターネットサービス Starlink (スターリンク) をアジアで初めて日本でサービスを開始したことを発表しました。
特に、山間部や離島など、インターネットへのアクセスが不安定な地域からの潜在的な需要を開拓するとしています。利用料金は月額12,300円、初期費用として専用アンテナ代73,000円が必要となります。
Starlink サービスの利用可能なマップを見ると、現在、東日本 (北海道は除く) が対応、西日本は順次対応となっています。
Starlink (スターリンク) の利用料
・専用アンテナ代 (初回のみ) = 73,000円
・月額料金 = 12,300円
つまり最初の月は、アンテナ代と月額料金で合計 = 85,300円の費用がかかります。
実際に都内で使用したレビュー
#starlink
日本サービス開始を記念、開封の儀ツイートを下記にまとめ。注文してすぐに届いて、設置もアプリで簡単数十分程度。低軌道衛星でレイテンシは30msほど。東京23区で数十〜百数十Mpbsの速度、月額12300円。まさに、衛星通信の民主化!https://t.co/sKIOIZdi9n— Ken (玉川憲) (@KenTamagawa) October 11, 2022
早速 Starlink のサービスを導入した都内の人のレビューによると、東京23区でも、数十Mbps〜百数十Mbpsくらいの通信速度が出るそうです。
早くも Starlink を導入した方は「まさに、衛星通信の民主化!」とツイートしていますが、なかなか庶民には費用的にまだ手が出しにくいというか、高いですね …
ちょっと興味あったけど、高いよ🤣#starlink pic.twitter.com/NCwbDfJ3Zw
— しゅー🧬バイオx米国株 (@SU_pharma) October 11, 2022
今回の Starlink の実現には、日本の通信事業者である KDDI 株式会社が昨年9月、日本国内の1,200の遠隔地の移動通信塔に高速かつ低遅延のブロードバンドインターネットを提供するために、Starlink を選択したことを背景にしています。
その後、同社は声明の中で、「早ければ2022年、KDDI は地方の携帯電話顧客に都市部のモバイル接続体験を提供できるようになる」と述べていました。
KDDI の山口衛星通信センターに設置された Starlink サービスの地上局を運用するための実験免許が総務省から交付されました。両社は「その品質と性能を評価するため、一連の技術実証を実施している」と記している。
Starlink はすでにフィリピンでも活動しており、政府は無料 Wi-Fi プログラムに Starlink を採用することを検討している。SpaceX は、2022年12月までに同国での商業打ち上げに取り組んでいる。