Rocket Lab (ロケットラボ)、NASA の GLIDE 宇宙船に電力供給するため Ball Aerospace に選定される。Rocket Lab は GLIDE Heliophysics ミッションにソーラーアレイパネル(SAP)を供給する。
We’re powering another mission to study the Sun! We’ve been selected by @BallAerospace to build the solar array panel on @NASA’s GLIDE spacecraft. Read more: https://t.co/pNEyI1SVU0 pic.twitter.com/0XN74NoeaJ
— Rocket Lab (@RocketLab) June 9, 2022
Rocket Lab (ロケットラボ / Nasdaq: RKLB) は2022年6月9日、2025年に打ち上げ予定のNASAの動的外圏のグローバルライマンαイメージャー(GLIDE)ミッション探査機に搭載する太陽電池パネル(SAP)製造にボール・エアロスペースから採用されました。GLIDE は、地球大気の変動を研究することを目的とした太陽物理学ミッションです。
SAP は、ニューメキシコ州アルバカーキにある同社の施設で製造されたカーボン複合材フェースシートパネルに敷き詰められた、SolAero by Rocket Lab の高効率、耐放射線、4重接合Z4J太陽電池を利用します。
GLIDE 宇宙船は、同じく Ball Aerospace 社が製造した Rocket Lab 搭載の宇宙船、米国海洋大気庁(NOAA)の宇宙天気予報フォローオンラグレンジ1(SWFO-L1)と一緒に打ち上げられます。SWFO-L1 は太陽物理学ミッションで、太陽風データとコロナ画像を収集し、太陽嵐活動を監視・予測する NOAA の運用要件に対応するものです。
Rocket Lab の創設者兼CEOである Peter Beck は次のように述べています。
Rocket Lab は、GLIDE のような野心的な太陽物理学ミッションも含め、宇宙産業全体で宇宙太陽光発電と宇宙システム製品の “御用達” プロバイダーとなっています。私は、Rocket Lab を選んでくれた Ball Aerospace のパートナーに感謝するとともに、彼らと協力してNASAのヘリオフィジックス・ミッションをサポートし、高度な科学を提供できることに興奮しています。
Rocket Lab は、2018年に打ち上げられた太陽に「touch」史上初のミッションである Parker Solar Probe、2015年に打ち上げられた地球の磁気圏を研究するロボット宇宙ミッションである Magnetospheric Multiscale(MMS)ミッションなどの NASA の Heliophysics 部門のミッションの一部として複数の宇宙船に電源を提供してきました。