2020年の金融相場から2021年後半の金融相場の終焉まで、話題になった相場になったアメリカに上場している米国株注目の宇宙関連銘柄、宇宙SPAC銘柄をご紹介します。
はじめに
こちらの記事は、2021年9月に投稿されたものです。2022年現在、FRBは金融政策を「金融引締め」に着手しており、金利が上昇する局面を迎えています。そのため全ての宇宙SPAC銘柄は、2021年11月を天井として坂道を転げ落ちています。
この記事を書いた2021年9月とは状況 (金利や景気) が大きく変わってしまっていることを留意頂きお読み下さい。
しかし宇宙ビジネス、宇宙産業は始まったばかりです。またいつか宇宙ビジネスのセクターが注目を集めるタイミングがあるかもしれません。例えば、イーロン・マスク率いる SpaceX や Starlink が IPO するような時期が来れば、ピュアプレイの宇宙SPAC銘柄が見直される機会があるかもしれません …
そのような期待も込めて、2020年〜2021年11月までの宇宙SPAC銘柄の出来事をログとして残します。
2022年、宇宙SPAC銘柄の状況
2022年10月現在、宇宙SPAC株並びにSPAC株はボコボコに売られています。それは多くの SPAC 企業が赤字経営で、高い将来性が評価され買われていたからです。
2022年は、FRBの金融政策が金融引締めに転換し、長期金利がズンドコ上がっていく局面でした。長期金利が上昇する局面では、株式バリエーションの関係からハイパーグロース株やSPAC株は容赦なく売られます。
また相場のサイクルは「金融引き締め」→「景気後退 (リセッション)」に向かう流れであり、既にトレンドとなった遊ばれ手垢のついたSPAC銘柄が、また日の目を見るには2〜3年かかるとも言われています。
このような状況で SPAC 株を売買することはあまりおすすめできません。このブログを運営している本人はと言うと、10ドル近くで買った Rocket Lab (ロケット・ラボ / RKLB)、BlackSky (ブラックスカイ / BKSY)、Spire Global (スパイア・グローバル / SPIR)、Planet (プラネット / PL) をロングしていますが、全てが含み損です。
唯一切った、Astra (アストラ) は株価が1ドルを割り、損失が 10/1 になってしまったタイミングで損切りしました … 現在は上記の通り、Rocket Lab、Planet、Spire Global なんかは面白いのではないかな?と既にポジションを持っていますが、 新たなポジションを追加せず、観察を続けています。
それでは、ピュアプレイの宇宙SPAC銘柄が話題となった2021年の話をお届けします。
2021年、話題となった宇宙SPAC銘柄4選
まだ SPAC 株が空前のブーム/トレンドになっていた2021年、ピュアプレイの宇宙銘柄として注目されていたのが、小型ロケット打上げ/宇宙システムの Rocket Lab (ロケットラボ / RKLB)、小型ロケット打上げの Astra (アストラスペース / ASTR)、軍事関連のような極秘プロジェクトも扱う観測衛星の BlackSky (ブラックスカイ / BKSY)、主に海事、航空、気象などの用途に特化した観測衛星の Spire Global (スパイアグローバル / SPIR) の4銘柄でした。
この4銘柄は特に、広瀬隆雄さんが zai で連載していた記事で、注目の投資テーマとして「宇宙関連株」を紹介していたこともあり、国内外の個人投資家の間で話題となりました。
2021年当時、国内の証券会社では SBI 証券がマージ前の宇宙SPAC銘柄を一部扱っている程度で、マージ後に更に宇宙銘柄が話題になると、楽天証券やマネックス証券でも取り扱いが開始されました。
じっちゃま、2021年7月12日の YouTube ライブ「宇宙ビジネス投資のポイント」
https://www.youtube.com/watch?v=Y_v3zHfsDDA
(じっちゃまが2021年7月12日に行った YouTube ライブ「宇宙ビジネス投資のポイント」の重要部分を文字起こししてご紹介します。以下を読んで宇宙投資をイメージを膨らませましょう。)
もう一つ代表的な宇宙ビジネスの例が、サテライトを通じて地球の様子を観察してそのデータを提供するビジネス。こちらもサブスクリプション、つまり定期購買のような契約形態になります。
なので売上げ高の予想は非常に立てやすい、投資家にとって魅力的です。例えば Planet (プラネット) という会社は、衛星写真の提供しており、このような会社をコンスタレーション企業と言う。
その他にも BlackSky (ブラックスカイ)、Spir Global (スパイアグローバル) というような会社が存在している。それらの定点観測企業が本当に星がっているものというのは、地球を定点観測しているデータなんです。
人工衛星そのものは必要悪というか、彼らがビジネスをやる上で人工衛星を打上げなければいけない。だから仕方なくやっていることなんです。
人工衛星を打上げるにはロケットが必要。だからロケット企業とビジネスでやるのもコストというか、仕方なくロケットカンパニーと付き合うということですね。
それで、今何がボトルネックになっているかと言うと、そもそもロケットの打上げ回数が少なすぎる。その打上げ頻度の限界が、宇宙から地球を観察する定点観測するビジネスの立ち上がりを遅延させている。
そういったデータサービスを提供したいと言う会社は沢山あるが、今各社とも順番待ちの状況になっている。それを解消するのが、所謂ロケット打上げビジネスです。
もう1回この部分を整理すると、宇宙開発と聞くと、惑星に行くのか、月に行くのか?そういう風に遠くに旅行することを我々は発送しがちだが、今宇宙ビジネスで一番ホットなエリアというのは、地球に限りなく密着した宇宙ですよね。
Low Earth Orbit (LEO) = 低軌道を利用してビジネスをやることが今すごくホットなエリアなんですね。そのためには、ぼこぼこぼこぼこいくつも人工衛星が必要。そのためには打上げ回数も増やしていかなければならない。
そういうソロバンで今、ロケットのビジネスとかそういうのが注目を脚光を浴びている。そうすると沢山の回数、沢山の人工衛星を上げないといけないということになる。
1回あたりの、打上げコストは大幅に下げってこなければいけない。実際にスペースXが出てきて、昔1960年に NASA がやってたような打上げコストに比べると 100/1 ぐらいに打上げコストは下がっている。
今後も打上げコストは下がってくると思います。ロケットの打上げビジネスは向こう10年間で大体1,000億ドルくらいの売上げ規模になるというふうに言われています。
注目されている企業は、もちろんスペースXが注目されているんですけれども、その他には Astra (アストラ) という会社があります。この会社は2006年に創業されて、これまでに50回ぐらい打上げテストをしていて、顧客数は10社ぐらい。
2020年からロケットの打上げに成功している。2025年までに1日1回打上げを目標にしている。彼らは、自分たちは宇宙のフェデラル・エクスプレス・フェデックスになりたい。つまり自分達のやっていることの位置付けは運送会社なんです。クロネコヤマトみたいなね。
だから人工衛星その他のペイロード、つまりその運ぶものですよね、それを宇宙に届けるタムリーにローコストで宇宙に届ける。そういうビジネスを我々はやっているという認識をしているのが Astra (アストラ) という会社です。
宇宙SPAC銘柄、マージ前のティッカーシンボル
SPAC株は、空箱として10ドルで仮のティカーシンボルでIPOし、2年以内に買収ターゲットの会社を見つける株主投票にかけられ、了承されると正式なティッカーシンボルで上場されます。
・VACQ (Rocket Lab)
・SFTW (BlackSky)
・HOL (Astra)
・NSH (Spire Global)
例えばロケット打上げ、宇宙ソリューションを手がける Rocket Lab (ロケットラボ) は、マージ前は「VACQ」というティッカーシンボルで、マージ後 (現在) には「RKLB」という公式のティッカーシンボルで取引されています。
SPAC (特別買収目的会社) とは?
2020年、パンデミックの大規模な金融緩和によって始まった、ロビンフッド (ロビンフッター) と並んで大きなムーブメント、トレンドとなったのが SPAC ブームです。
この年、2020年には247件のSPACが誕生し、800億ドルが投資されました。翌2021年には、過去最高となる613のSPAC裏口上場が行われました。
そもそも SPAC (スパック) とはどのような意味でしょうか?SPAC とは特別買収目的会社の略です。商業活動を行わず、新規株式公開 (IPO) による資金調達や既存企業の買収・合併を目的として厳密に設立された会社のことです。
SPAC とは特別買収目的会社の略です。乱暴な説明をすれば「カラッポの投資信託」だと思ってください。必ず10ドルでIPOし、2年以内に買収ターゲットの会社を特定し、SPAC株主に「この会社が良いと思うんですけど……買収してよろしいか?」と株主投票にかけます。
企業は、とうぜんIPOしたいです。でもIPOして公開会社になった途端、途方もない責任が経営者にのしかかってきます。それはおもに「四半期毎にちゃんとした決算を出せる?」という、業績に対する責任です。このハードルを越えられない企業は、とても多い。
ハードルを越えられない企業は、すごすごIPOを断念するしかないです。しかし……今自分たちが競争している分野では日進月歩でテクノロジーが進化しているというような理由で成長のための軍資金は製品が無かろうが売上見通しが立たなかろうが「待った無し!」で調達しないといけない場合もあるのです。
一例として Virgin Galactic (ヴァージン・ギャラクティック / SPCE) は大気圏のギリギリのところまで行って帰ってくる、一種の「宇宙遊覧飛行」を企画している旅行会社です。まだスペースシップも完成してないし、売上高もありません。だから四半期決算をちゃんと出すなんてことは夢のまた夢。
でも「夢のまた夢でもいい。それ、面白いアイデアなので僕は出資したい!」という投資かも沢山いるはず。そういう普通の尺度に合わない「ホームランか? 三振か?」というような企業が、SPACによる「裏口上場」に向いています。
SPAC はリスクだらけ?
SPACには、SPAC固有のリスクが、たくさんあります。そして一般にSPACは低品質です。それを理解した上で、それでも博打を打ちたい!という人はSPACに投資すればいいと思う。
SPACが全部ダメダメ企業…という事ではないと思います。場合によっては保守的な金融界の掟(おきて)やしきたりが邪魔をして、通常のIPOが出来ない場合もあります。たとえばオンライン・ギャンブルはいま急速に市民権を獲得しつつありますが、ほんの1年くらい前まではキワモノ扱いだった。
マリファナ関連株も同じようなノリです。ウォール街の大手証券は、なかなかマリファナ株など引き受けようとしません。このようにコンセプトが新し過ぎて、既成勢力から総スカンを喰うアイデアというのは存在するのです。
その意味でSPACは「オン・ザ・エッジ」……ぎりぎりの崖っぷちを突っ走っている会社が多い。理詰めで考えれば、SPACはリスクだらけです。だからそのリスクと折り合いを付けられる上級者の投資家だけがSPACで火遊びするべき。
つまりSPACとは「ここはおまえらみたいな子供が来るところじゃない!おうちで遊んでろ!」という感じ。
以上、じっちゃまの2021年1月15日の Twitter スレッドをまとめて引用しました。
SPAC株のトレード
2020年、2021年の SPAC 株のトレードと言えば、テーマ/ストーリー一発のSPACディールを前もって見つけておいて (唾をつけておいて)、マージ前にその銘柄を仕込みます。
例えば、当時 BlackSky (ブラックスカイ) をマージ前に購入するには「SFTW」と言う、マージ前のティッカーの株式を購入しておいて、その後株主投票で合併が承認されると、○月○日に正式なティッカーシンボル「BKSY」で上場され取引きが開始されます、となります。
人気SPAC株の特徴として、初日〜数日間は高値で取引される傾向があるため、マージ日に株価が高値を取った時にマージ前に仕込んでおいたSPAC株を売るというようなトレードも流行りました。
しかしその後株価は低空飛行を続け、多くの銘柄が半値や半値以下になってしまうのが、SPAC 株の宿命です。2020年の金融相場でも、SPAC株のなかでも原石とされたスポーツベッティングの DraftKings (ドラフトキングス / DKNG) などは、常に高値で取引されていました。
宇宙SPAC銘柄マージ後の動き
小型ロケット打上げの Astra (アストラ / ASTR)
2021年Q2期には、これら4銘柄はマージされ正式なティッカーシンボルで上場されています。一番早く HOL → ASTR にマージされ、日本の証券会社でも買えるようになったアストラスペースは、8月下旬に行われた初の商業打ち上げに2回も失敗して株価は8ドルくらいまで下落しました。
小型ロケット打上げのロケットラボ (RKLB)
SpaceX のライバルとされる Rocket Lab (ロケットラボ) は VACQ → RKLB に変更後、SPAC の運命的に一時9ドルぐらいに売られるも、その後 Reddit の WSB (wallstreetbets) で話題となるなど、Q2 の決算の結果を受けて一時20ドルまでスクイーズされました。
衛星観測のスパイアグローバル (SPIR)
スパイアはマージ後に8ドルくらいまで売られるも、徐々に持ち直し、宇宙関連株に注目を集まると同時にスクイーズのように個人投資家に買われたり売られたり結構ボラが高く取引されています。しかし、マージ後には、米国海洋庁(NOAA)の運用中の数値気象予測(NWP)モデル向けに商用電波掩蔽(RO)気象データを提供する次の受注を獲得したことを発表しました。また、カナダの衛星AISデータサービスのリーディングプロバイダー exactEarth を現金および株式で買収することも発表し、着々と衛星ビジネスを前進させています。
衛星観測のブラックスカイ (BKSY)
この4銘柄の中では最後にマージされたブラックスカイは、マージ後にパランティアと複数年にわたる戦略的パートナーシップを締結を発表しています。
<回想>
ASTR (アストラ) はその後何回か打上げ失敗など、エラーによる打ち上げ延期などもありましたが、大きな打上げミスは起こしていません。Rocket Lab (ロケットラボ) は順調に打上げ回数をこなしています。また企業買収などにより、ロケットの打上げ以外にも、ソリューションなども手がけています。
Spire Global (スパイアグローバル) は、一時 WSB (ウォールストリートベッツ) で取り上げられ一時的なブームとなり、株価が乱高下しました。しかし最終的に何らかの売出しにあい、株価は戻ってきませんでした。
BlackSky (ブラックスカイ) は、決算の下方修正など、あまりぱっとしない値動きでした。
このように、多くの SPAC 銘柄やハイパーグロース株は、金利上昇局面で降り坂を転げ落ちるように下値を更新しています。ピュアプレイの宇宙株も、株価は SPAC の上限を10ドルにすると、半分以下や 10/1 くらいにまで叩き売られている状態です。
じっちゃまの宇宙ビジネスに対する重要なツイート
現在じっちゃまの Twitter アカウントは鍵アカウントですので、重要となる宇宙銘柄に言及したツイートをご紹介します。こちらは2021年の7月2日のツイートです。
宇宙ビジネス? 夢物語ではありません。現実にどんどん売上高を上げ始めている。
使ってないの? グーグル・アース。
あれ、タダだと思ってんの?🤣
フロリダでコンドミニアムが倒壊した事件、「地盤が沈下しているよ」という指摘は衛星写真の解析によってなされていました。Earth observation (地球観察)は、もう立派なビジネスです。
大型IPOが控えています。それはスペースXの子会社、スターリンク。たぶん来年。そしてその後にはスペースXそのものもIPOすると思う。
いまから宇宙ビジネス勉強しておいたほうがいい。
打ち上げロケットのピュア・プレイで最も実績がある会社はロケットラボ(VACQ)。アストラ(ASTR)は昨日、SPACとの合併が株主から承認され、正式に新しいティッカーシンボルになりました。これ日本のネット証券でも扱えるようになるはず。
SPAC 上場した宇宙企業13銘柄をご紹介
おまけ : ロケットの打上げ予定日を知るには?
ロケットの打上げ会社は、計画されていた打上げが成功すると株価に反映されることもあります。逆に、打上げに失敗すると2021年8月下旬に行われた、アストラ (ASTR) 初の商業打上げのように2回連続で失敗し、それを機に株価も下落し、その後も株価は低迷を続けています。
長期ホルダーにとっては、いちいち打上げ成功だー!失敗だ … と過剰に反応することはないと思いますが、例えばスイングや短期で幅を取りたい個人投資家の場合は、ホールドしているロケット会社の打ち上げ日などは把握しておいた方が良いと思います。
ロケット打ち上げ情報予定計画と結果
ロケット打ち上げの日程を知るには、宇宙技術開発株式会社が提供する「ロケット打ち上げ情報予定計画と結果」というサイトが便利です。こちらでは以下のような情報を知ることができます。
・打上げられるロケット
・打上げ日時
・衛星、ミッション情報
・打ち上げ場所
このページを事前にチェックしておけば、自分がホールドしている、例えばロケットラボの次の打上げは、「10月中にニュージーランド・マヒア半島から BlackSky の2機の衛星を打上げ予定だ」ということが把握できます。
イチオシの最新宇宙銘柄
Zoomy を運営しています著者は、ピュアプレイの宇宙SPAC銘柄が爆誕した最初の頃から宇宙銘柄の動向を観察し続けています。その中で、期待している銘柄、著者本人がロングしている銘柄をご紹介します。
あくまでも個人的な見解ですので、買い推奨でもありませんので買われる場合は本人様の責任にお願い致します。
・Rocket Lab (ロケットラボ / RKLB)
Rocket Lab (ロケットラボ) は、宇宙SPAC銘柄の中で最も打上げ実績のある会社で、SpaceX 唯一のライバル会社として知られています。CEOのピーター・ベック氏も非常に魅力があり信用できる人物だと投資家の間でも人気です。
最近の決算では過去に買収した企業の成果も出ており、宇宙ソリューションの売上げが加速するなど、「ロケットの打上げ会社」という枠に囚われない宇宙ビジネスを手をかけているように思います。
また積極的な設備投資や、新規ロケット、宇宙船の開発も進めており、とにかく着々と前に進んでいることが伺えます。この会社に長期投資したい、と夢を見させてくれる企業です。
<回想>
Rocket Lab (ロケットラボ) に関しては、一時 WSB (ウォールストリートベッツ) で話題となり買い上げられて20ドルぐらいになりましたが、その後は冴えない値動きとなっています。しかし他の Space Spac に比べると人気もあり、株価的にもそこまで叩き売られてはいないと思います。しかし、2022年5月、6月、7月の利上げ局面では更に株価が低迷する可能性があります。
・BlackSky (ブラックスカイ / BKSY)
・Spire Global (スパイア・グローバル / SPIR)
・Planet (プラネット / PL)
・AST SpaceMobile (ASTスペースモバイル / ASTS)
まとめ
2022年5月現在、ストーリー一発のSPAC銘柄や、Space Spac (ピュアプレイの宇宙銘柄)、IPO銘柄、ハイパーグロース株は概ねコロナ禍の高値から株価は半分や半分以下になっています。これは全て金融緩和から金融引締め、利上げによるもので、グロース株には長く辛い局面が続くかもしれません。
しかし個人的な見解として、ピュアプレイの宇宙銘柄に関しては野球で例えると「1回表の2アウトくらい」というような例えを海外投資家から聞きます。つまりまだ始まったばかりであり、これからの宇宙産業の繁栄に賭けるのであれば面白いのではないか?と思っています。
しかしある投資家の見解だと、「今後もっと有望な宇宙関連企業が上場してくるのではないか?それまで、現在上場している宇宙関連銘柄で茶を濁そう」というような投資家もいます。つまり、今上場している宇宙銘柄にベットしていれば問題ない!という訳でもないかもしれません。
とにかく宇宙産業は第4次産業革命と言われている通り、今後期待されている産業です。まだ始まったばかりのこのセクターは「相場の1階部分から乗れる」のが魅力ですが、その反面リスクもあります。
現に株価は上場後の半値以下になっています。しかしながら、宇宙産業がこれから更に盛り上がるのであれば、良い学びの機会になるはずです。