Rocket Lab (ロケットラボ)、インベスターデイを開催、ニュートロン開発の最新情報を公開!このイベントでは、ニュートロン・ロケットの開発状況を紹介し、エレクトロンとスペース・システムの目標マージンモデルへの道筋を示し、将来のスペースシステム機能の製品ロードマップを提供しました。
What's on the agenda at Investor Day: pic.twitter.com/nq5zi5Jx6Z
— Rocket Lab (@RocketLab) September 21, 2022
Rocket Lab (ロケットラボ / Nasdaq: RKLB) は2022年9月21日、ニューヨーク市のイントレピッド航空宇宙博物館で投資家デーとニュートロン開発の最新情報を開催し、このイベントを YouTube でライブ配信しました。
Rocket Lab の創業者であり最高経営責任者であるピーター・ベックと、当社の経営陣が参加し、ニュートロンロケットの開発状況などに関する一連のプレゼンテーションを行いました。また、エレクトロンとスペース・システムズの目標マージンモデルへの道筋を説明し、将来のスペース・システムズ機能の製品ロードマップを提示しました。
ニュートロン開発の最新情報
– ミシシッピ州のNASAジョン・C・ステニス宇宙センターが、Rocket Lab の再利用型ロケットエンジン「アルキメデス」のエンジン試験施設として採用されたことが発表され、ニュートロンロケットの動力源となるアルキメデスの詳細が明らかになりました。
– カーボンファイバー製タンク構造の実物大部分や、アルキメデスエンジンの実物大模型など、ニュートロンのハードウェアが初めて公開されました。
– ニュートロンのクルーカプセルの設計の詳細と画像が初めて公開され、ニュートロンが将来の有人宇宙飛行を可能にする方法を独占的に見ることができました。
– バージニア州にあるニュートロン製造施設と発射場の開発に関する最新情報。
Electron Program (エレクトロン・プログラム)
– 2021年8月の脱SPAC以来、9回の打ち上げ成功を含む30回のミッションを完了し、小型衛星打ち上げ専用機としてのエレクトロンの位置づけを強調。
– エレクトロン・ロケットは、米国本土からの初打ち上げとなる、電波地理空間分析コンステレーション事業者 HawkEye 360 の専用ミッションに向けて、Launch Complex 2へ向かっていることを明らかにした。このミッションは12月に打ち上げられる予定で、Rocket Lab が2022年後半から2024年にかけて HawkEye 360向 けに3回の Electron ミッションで15基の衛星を軌道に乗せる、3回の打ち上げ契約の第1弾となる予定。
– 2023年第1四半期にバージニア州の Launch Complex 2 から Electron で打ち上げられる専用ミッションについて、機密扱いの商業顧客との新規契約を発表しました。このミッションは、同施設の初打上げからわずか数週間後に打ち上げられる予定であり、イースタンショアに小型ロケットによる迅速な対応能力をもたらすものです。
– 世界初の再使用型軌道上小型ロケット Electron の実現に向けた Rocket Lab の進捗状況や、次回の回収ミッションではヘリコプターで捕獲したロケットの陸上への帰還を試みることを確認しました。
Space Systems (スペース・システムズ)
– Rocket Lab の垂直統合と大量生産のスケーラビリティにより、対応可能な市場機会を開拓する、将来の宇宙システム機能の製品ロードマップを公開しました。
– 将来の成長に向けて生産能力を拡大するため、1万平方フィートの最新鋭の衛星クリーンルームと処理施設を含む宇宙システムインフラの開発進捗を共有しました。
– 火星と金星への惑星間ミッション、Varda の複数宇宙船契約、商業・民間・防衛衛星の顧客向けのその他のミッションなど、Rocket Lab 宇宙システムがサポートする220以上の開発中ミッションの一部を詳しく紹介。