Photo by Rocket Lab
Rocket Lab (ロケットラボ)、31基目の Electron ロケットの打ち上げに成功、年間打ち上げ記録を更新。写真は、リフトオフ時の Rocket Lab の31番目の Electron「It Argos Up From Here」と呼ばれるミッション。
We’ve reached a new annual launch record with the success of our 31st Electron mission It Argos Up From Here! Eight missions complete in 2022 with more to come. Congrats again to @GeneralAtomics and @NOAA, thanks for flying with us! pic.twitter.com/s9fMXZm5Ae
— Rocket Lab (@RocketLab) October 7, 2022
Rocket Lab (ロケットラボ / Nasdaq: RKLB) は2022年10月7日、ゼネラル・アトミクス電磁システム(GA-EMS)専用の「It Argos Up From Here」の打ち上げで、年間の打ち上げ記録を更新しました。このミッションは、Rocket Lab にとって通算31回目の Electron の打ち上げであり、2020年の7回の打ち上げという同社のこれまでの記録を更新する、今年に入って8回目の打ち上げとなりました。
Rocket Lab はこれで2022年4月以降、毎月ミッションの打ち上げに成功し、頻繁で信頼性の高い軌道へのアクセスを実現している。
2022年10月7日17時09分(UTC)、ニュージーランドのマヒア半島にある Rocket Lab の民間軌道上発射場 Launch Complex 1 から「It Argos Up From Here」がリフトオフした。このミッションでは、GA-EMSが設計・製造した Argos-4 Advanced Data Collection (A-DCS) ペイロードを搭載した衛星 GAzelle の展開に成功しました。
A-DCSミッションは、米国海洋大気庁 (NOAA) の Cooperative Data and Rescue Services Program の支援を受け、米国宇宙軍宇宙システム司令部が管理する Hosted Payload Solutions 契約手段により打ち上げの手配を行いました。
Argos-4 は軌道上で他の Argos 機器のネットワークに加わり、世界中の固定および移動送信機から様々なデータを収集しています。この重要な情報は、気象や気候、生物多様性、生態系など、地球の物理的・生物的環境の理解を深めるだけでなく、海洋安全保障、海洋汚染、人道支援に役立ちます。
Rocket Lab の創設者兼CEOであるピーター・ベック氏は、以下のように述べています。
General Atomics (ジェネラル・アトミクス) 社、NOAA、フランス国立宇宙研究センターのチームの皆さん、ミッションの成功におめでとうございます。このような地球に関する重要な洞察をもたらす重要な宇宙船で、私たちの年間打ち上げ記録を更新することは、本当に光栄なことです。
Rocket Lab は、ニュージーランドの Launch Complex 1 からの打ち上げと、バージニア州イースタンショアにある Mid-Atlantic Regional Spaceport の Launch Complex 2 からの打ち上げを予定しており、年内は毎月の打ち上げを継続する予定です。