岡山のデニム・ブランド Kapital (キャピタル) の創業者で代表を務める平田俊清の息子でデザイナー、Kiro Hirata (平田和宏) は、クリエイティブディレクターとしても知られています。
Kiro Hirata は、デザインに対する革新的でユニークなアプローチと、Kapital のデニム製品の生産に日本の伝統的な技術と素材を使用することで知られています。
世界的に高い評価を得ており、同ブランドは世界中のデニム愛好家の間で熱狂的な支持を得ています。こちらの記事では、Kiro Hirata の Kapital スタイリング・コーディネートをご紹介します。
Kapital のモデルよりも Kapital の服を見事に着こなす、センス抜群のスタイリング。自身のブランドを知り尽くしたデザイナーだからこそできる着こなしをご紹介します。
2022年8月ロサンゼルスにて
Kapital 恵比寿店が TOKYO NAKED STORE としてリニューアル・オープン
Nigel Cabourn のナイジェルと、その仲間たちと
2022年7月下旬、Kapital 恵比寿店が TOKYO NAKED STORE としてリニューアル・オープンした際にロサンゼルス帰りに駆けつけた KIRO さん
2022年2月11日発売の KAPITAL KOUNTRY アイテムを親子で着用
2022年2月11日発売される、今季は “CAMO” に焦点を当てた KAPITAL KOUNTRY のコレクション・アイテムを平田親子で着用しています。
2021年、Kountry Month 撮影のためにアメリカで撮影
Kapital も新形コロナの影響で、ブランドの毎期の定番になっている海外でのカタログ撮影ができずにいましたが、アメリカでワクチンが承認されると、人の行き来も徐々にできるようになりました。そのタイミングでいち早くアメリカに渡り、Kountry Month の撮影が行われたものだと思います。
ちなみに今回の Kountry Month は、FREE TIBETコレクションと題されて “FREETIBET (フリー・チベット)” というメッセージ性のあるアイテムが並びましたが、中国のネットユーザーから大きな反感をかい炎上しています。その関係からか、Kapital のインスタやオフィシャルサイトから関係した投稿が削除されるという事態になっているようです。コレクションのルックは見ることができます。
21年登場のジプシーブラウス1ST JKTの着こなし
2021年の春夏で登場した「ジプシーブラウス1ST JKT」の鮮やかなストライプが目を引きます。多分生地はリネンで2020年に出たブルースヒッコリー柄だと思います。Kapital のスタッフさんに確認したところ、こちらのタイプは今後の販売リストにないそうで、多分サンプル品とのことでした。
軽そうな生地から、デニムジャケット所謂Gジャンの上から着ているところが流石の着こなしといった感じです。これは是非商品化を願いたいですね。
涼しげなイージーパンツ
こちらも多分リネンのブルースヒッコリーのイージーパンツ。パンツはサンプル品だと思いますが、レーヨンの Kakashi シャツに、染めTシャツ、染めのストールというスタイリングです。
オーバーサイズのチャイナボタン・シャツ
2020年の春夏に販売された「8ozデニム カンフーワークシャツ」です。Kiro さんはいつも長めのシャツを結んでいることが多ですね。オーバーサイズのスラッピーシャツも大体結んで着用しています。
4号帆布 レインスマイル MILK BAG
カバンに注目して欲しいのですが、Kiro さんもジェーン・バーキンみたいにカバンをクタクタにするタイプだと思います。革の部分とかハゲてて雰囲気出ててカッコ良いですね。
Kapital のタイダイ染め
Kapital のタイダイ染め ASHBURY DYED シリーズは色合いが見事で、夏に着用したいですね。こちらもサンプル品だと思いますが、股の深いサルエルタイプのパンツでしょうか。ソールの高いSURFワラビーの靴と見事にマッチしています。
タイダイのリメイクシャツ?
余った生地をつなぎ合わせたような、完全にリメイクシャツでしょうか?タイダイ染めが映えますね。着丈が長いように見えますが、センターに縫い目の入ったフレアパンツとの相性が抜群です。カバンは Kapital のアーカイヴでしょうか?
ジャマイカのデニムスタイル
2019年に発売された KAPITAL とボブ・マーリーの娘による限定コレクション『KAPITAL SINGS BOB MARLEY TALKIN’BLUES COLLECTION』の前年に撮られたジャマイカでの一コマです。
Hypebeast 2022年の100人
Kapital のデザイナー、Kiro Hirata 氏は2022年の Hypebeast 100 に選出されています。同ページでは、以下のように紹介されています。
Kapital のデザイナーである Kiro Hirata は、家族経営の小さな会社を世界的なデニム現象に変えました。父親からファッションレーベルを引き継いだ後、平田は Kapital を、業界のデニムに対する見方を変える、非常に切望され、世界的に影響力のあるブランドへと変貌させたのである。デニムを新たな高みへと導いた 平田は、ジーンズ、パーカー、ソックス、そしてコーヒーマグにまで描かれたシンボリックなスマイリーフェイスで、Kapital ブランドをカルト的な人気を誇るブランドへと成長させた。
平田はこれを「ヒッピー文化」と呼び、John Mayer や A$AS Rocky といった著名なファンを持つ彼のデニムのデザインを人気の高い作品に変えました。常に先を見据え、時の試練に耐えることを念頭に置きながら、コレクションを制作している。彼は、自分の作品が自分の時代を超えて、次の世代に受け継がれることを望んでいるのです。日本が誇るデニムの名声を受け継ぎ、Kapital はアバンギャルドなアプローチをとっています。柿渋を使ったヘビーデューティーなツイード風センチュリーデニムの発明は、ヒッピー、歪曲、誇張、アシンメトリーなど、平田がデニムの歴史から得た素晴らしいセレクションの一例に過ぎないのである。
平田は、着物のようなミックスマッチのテキスタイルと絞り染めの技術を組み合わせ、デニムを超えたオリジナル作品を生み出す、Kapital の「カルチャー・クラッシュ」スタイルを展開している。日本全国を旅するブランドのファンは、それぞれの店舗で異なる体験ができることに気づくだろう。ヴィンテージの発見や日本の根強いデニム文化にインスパイアされた平田は、ショッピング体験とデニムへの理解をより高い次元へと導き続けているのです。
Kapital (キャピタル) とは?
Kapital は、高品質なデニム製品で知られる日本のファッションブランドである。ファッション業界では高い評価を得ており、デニム愛好家の間で熱狂的な支持を得ている。日本のデニム市場のリーダー的存在であり、革新的でユニークなデニム製品を生産することで定評がある。Kapital は、日本の伝統的な技術や素材を使ったデニムの生産、またディテールやクラフトマンシップへのこだわりで高い評価を得ています。このブランドは世界中にファンを持ち、その製品は世界中の厳選された小売店で購入することができます。