Druckenmiller on Tariffs. 👇 pic.twitter.com/W5ErCdUx3Z
— Mark Minervini (@markminervini) April 6, 2025
著名な投資家のレジェンド、スタンレー・ドラッケンミラー氏が CNBC でトランプ大統領の関税について語った内容の一部を、これまたレジェンド、マーク・ミネルヴィニ氏が共有していますので翻訳してご紹介します。
私は10%の関税には賛成しない。でも、今の世界は理想とは程遠い
いや、”関税おじさん” みたいな形でこのインタビューを終えたくはないんだ。理想的な世界であれば、私は10%の関税には賛成しない。でも、今の世界は理想とは程遠い。
我々は大きな財政問題を抱えている
ご存じの通り、我々は大きな財政問題を抱えている。義務的支出と利払いだけで、現在の歳入のほぼ100%を食ってしまっている。
そして、与野党ともに、社会保障などの “エンタイトルメント”(権利給付)を削減するつもりがないと言っている。これが部屋の中の象(最大の問題)だ。
だからこそ、我々には “財源” が必要なんだ
だからこそ、我々には “財源” が必要なんだ。主要な選択肢は所得税か消費税、つまり関税のようなものだ。だから私が関税について言うとき、それはこの2つのうち “より悪くない方” という意味だ。
関税は歳入を生み出す
我々には財政問題がある。だから歳入が必要だ。関税は歳入を生み出す。また、米国には “個人貯蓄が極端に少ない” という問題もある。多くの経済学者は関税に警鐘を鳴らしているけど、消費税であれば問題ないと考える人も多いだろう。
関税とは “外国人が一部を負担する消費税”
私にとって、関税とは “外国人が一部を負担する消費税” のようなものなんだ。もちろん、リスクは “報復” だけど、10%程度に抑えていれば問題はないと思う。
それに、“トランプに対する恐れ” もあって、報復のリスクは過剰に見積もられている。実際のところ、そのリスクは見かけほど大きくはなく、むしろ “より悪くない選択肢” なんだ。
私は長らくドラッケンミラー氏の動向を追っていたので、ドラッケンミラー氏のトランプ関税に対する「むしろ “より悪くない選択肢” なんだ」と結論付けたことに注目している。
ドラッケンミラー氏はここ数年、常に先送りされる米国の財政問題を警戒していた。そのドラッケンミラー氏がトランプ関税を言わば受け入れているというのは、かなり先見性があるのかもしれない。
更に張本人であるトランプ大統領は、国民に対して「国民は耐え抜け」と示している通り、これは米国にとって避けては通れない荒治療なのかもしれない。
【関税巡り米大統領 国民は耐え抜け】https://t.co/xywIxYd0jb
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 6, 2025