今回は、けんすう氏も Twitter で絶賛していたエンタメ社会学者中山淳雄氏の著書『エンタメビジネス全史「IP先進国ニッポン」の誕生と構造』を選書として取り上げます。
『「エンタメビジネス全史 「IP先進国ニッポン」の誕生と構造』、めちゃくちゃおもしろい。
全ビジネスパーソン必読といってもいいです。ここ5年くらいで、一番読み返しそうな本・・・。
日本にこの本があるのとないとでは、この先の国としての成否を分けてしまいそう。https://t.co/AxNl8orECP
— けんすう (@kensuu) March 27, 2023
エンタメビジネス全史「IP先進国ニッポン」の誕生と構造
『エンタメビジネス全史「IP先進国ニッポン」の誕生と構造』は、日本のエンタメ産業の歴史とビジネスモデルをまとめた教科書的な本です。本書は、エンタメ社会学者中山淳雄氏によって書かれ、エンタメ産業がどのように誕生し、どのようにビジネスモデルを構築してきたかが詳細に解説されています。また、本書はゼロイチでビジネスを生み出すための教科書としても機能しています。
日本のエンタメ産業の歴史とビジネスモデル
本書では、さまざまなエンタメ産業(映画、音楽、出版、マンガ、テレビ、アニメ、ゲーム、スポーツなど)が取り上げられ、それぞれの歴史やビジネスモデルが分析されています。各業界の先駆者や影響力のある企業・人物が紹介され、エンタメ産業が他の産業からどのように学び、進化してきたかが明らかにされています。
ゼロイチでビジネスを生み出す
エンタメ産業は、市場ゼロから生み出されるものであり、人を喜ばせるというピュアな発想から始まります。興味本位で非実質的なものだからこそ、エンタメ産業のビジネスモデル構築は非常に前衛的で実験的であるとされています。エンタメは社会構造の入口/出口に恒常的に立ち現れる、「産業の様式美」と評されています。
目次は以下の通りです。
序章
第1章 興行
第2章 映画
第3章 音楽
第4章 出版
第5章 マンガ
第6章 テレビ
第7章 アニメ
第8章 ゲーム
第9章 スポーツ
終章
本書は、エンタメビジネスに関心がある人、日本のエンタメ産業について詳しく知りたい人、ゼロイチでビジネスを生み出す方法を学びたい人にとって有益な一冊となっています。
エンタメの歴史は、日本人の英知と野心の宝庫である – 佐々木紀彦(PIVOT代表取締役)