CNBCのモーガン・ブレナンは、Rocket Lab (ロケットラボ) のCEO Peter Beck (ピーター・ベック) 氏とともに、「Closing Bell： Overtime」に参加して、防衛顧客向けの弾道発射オプション極超音速を目指す同社の計画について議論しています。
Rocket Lab のCEOである Peter Beck 氏は、Hypersonic テクノロジーの開発について語りました。Rocket Lab は、標準の Electron 軌道クラスのロケットを使用して、Hypersonic 軌道を提供するサブオービタルテストのサービスを開始することを発表しました。また、同社の Electron ロケットの再利用性の取り組みにも言及しています。
ロケットの再利用性の取り組みは順調で、受注数も増加している。新しい重量物を扱えるロケットである Neutron ロケットは、2024年に開発を完了し、膨大な数の人工衛星を宇宙に打ち上げるためのニーズに対応する予定である。
Neutron ロケットの開発により、2026年から2030年までの間に打ち上げられる多数の人工衛星コンステレーションの需要に応えることができるようになる。
Rocket Lab のCEO Peter Beck 氏がCNBCの「Closing Bell： Overtime」に登場
今週の宇宙開発競争では、史上最強のロケット SpaceX Starship が昨日の試験打ち上げを中止しましたが、今週中に再挑戦を予定しています。一方、Rocket Lab は極超音速のサブオービタル発射をサービスに追加する予定です。モーガン・ブレナンは宇宙シンポジウムのためにコロラドスプリングスに滞在しており、Rocket Lab のCEOピーター・ベックと一緒に参加しています。
ありがとうございます。Rocket Lab の創設者兼CEOであるピーター・ベックと一緒に、軍事宇宙から民間宇宙、商業宇宙まで、あらゆる分野にまたがる、今年最大の宇宙会議に参加しています。軍事宇宙から民間宇宙、そして商業宇宙まで、実に様々な分野にまたがっています。
米国は極超音速技術で遅れをとっている
Q. まず、今週のニュースから始めましょう。なぜ今、このようなことをするのでしょうか？
ピーター・ベック氏 : 米国は極超音速技術で遅れをとっている。このようなペイロードの試験飛行環境を整備することで、米国の極超音速技術を前進させる絶好の機会です。
サブオービタル試験については、エレクトロンロケットを再利用したもので、新しい能力というわけではありません。標準的なエレクトロンの軌道クラスロケットを、極超音速軌道を実現するために、実にユニークな軌道で飛行させるのです。エレクトロンロケットに少し手を加えるだけで、今までにない素晴らしい極超音速試験プラットフォームが完成するのです。
一方、エレクトロンロケットはバージニア州の新拠点から2回の打ち上げを行いました。今後数週間で、ニュージーランドからの打ち上げも予定されています。今年の打ち上げ予定と、再利用の取り組みはどうなっていますか？今年の打ち上げ計画では、約15回の打ち上げを予定しています。今年に入ってから、最速で7日間の飛行間隔を確保しましたので、順調に飛行しています。
前回のフライトは再利用可能な機体で、無事に着陸させることができました。現在は、ロケットからエンジンや部品を回収し、再使用する準備を進めているところです。その時期は？かなり早い時期に行われます。つまり、1つのエンジンだけでなく、さまざまな部品が再利用され、製造ラインに戻され、再び使用されるようになるのです。
Neutron ロケットの開発により、多数の人工衛星コンステレーションの需要に応えることができるようになる
Q. 今後、多くの衛星が軌道に乗る予定ですが、それを実現するためのキャパシティが十分ではありません。エレクトロンの再利用と、新しい重量級ロケット「Neutron (ニュートロン)」の開発は、どのように実現するのでしょうか？
ピーター・ベック氏 : エレクトロンは、多くの飛行機会を提供し、その市場に非常に貢献しています。ニュートロンロケットは、2026年から2030年にかけて打ち上げ能力が大幅に不足すると言われている、私たちにとって新しい飛行機会です。
多くの衛星が軌道に乗る能力を競い合っているのです。このような事態を想定して、私たちはロケット開発に着手し、2024年に就航させることで、これらの問題を解決し、市場機会を得ることができればと考えています。
