米国がリセッションを迎えるのであれば、これまで大いに買われてきた天井圏にある石油銘柄も暴落するのではないか?という予想から、石油ベアETFをホールドしているのですが、今回は違うのではないか … ??というような今後の原油価格の予想が入ってきているので、ここで振り返りたいと思います。
まず気になっていたのが、zerohedge が先日ツイートしていた
*RUSSIA REITERATES THAT IT WON'T SELL OIL TO PRICE-CAP NATIONS
This is the scenario that JPM said would send oil to $200+
— zerohedge (@zerohedge) November 21, 2022
ロシアは、プライスキャップ諸国に石油を販売しないことを繰り返し表明。これは、J.P. Morgan が石油を200ドル以上に引き上げると述べたシナリオである。
正直意味が分からなかったのですが、原油ここから上あるの?まさか。という認識でしたが、その後にアメリカの経済評論家ピーター・シフ氏が最近のポッドキャストで原油価格の爆発的上昇に言及しています。ピーター・シフは、経済はすでに不況であることを示すデータがたくさんあると述べています。
誰も実際に不況が来ていることを認めたがらないので、実際はステルス不況なのだ。
米国経済が第3四半期にプラスのGDP成長率を記録したことも、リセッションに対する懸念を静めています。
これもまた、皆を混乱させている。2四半期のGDPがマイナスになったとき、彼らはまだ不況であることを否定していたことを思い出してください。
第三四半期のGDPがプラスになったことについて、ピーター・シフは次のように警告している。
プラスの数字の理由はすべて一時的なものです。例えば、戦略備蓄から石油を輸出することによって、GDPが押し上げられた。このままでは、来年には石油備蓄が底をついてしまう。つまり、原油価格が爆発的に上昇する可能性がある。
米国経済は、2023年にリセッション入りを迎える (既にリセッション入りしている可能性もある) であろうとされているが、そうであれば歴史的に石油関連エネルギー株も叩き売られてきた歴史があるが、果たして今回はどうなるのか?
今や米株の逆神としても知られる、ジム・クレイマー氏は「12月に、チャートが示唆する原油の買い場の宝庫やってくる」と述べている。
Jim Cramer は、原油相場は恐らく12月初旬までに最後の下落局面が来て、$70台後半、さらには$60台半ばまで下落する可能性があると言及。その時は購入のチャンスだ!と息巻く
↓
うーむ、Jim… いらん事言うんじゃない!#原油 #WTI #OOTThttps://t.co/nKyuCncWdr pic.twitter.com/kAEmYsn7WR— コブラ feat. love_investment (@loveinvestment1) November 26, 2022
ジム・クレイマー氏は、商品市場ストラテジストのカーリー・ガーナー氏のチャート分析に基づき、投資家は来月、原油を購入する準備を整えるべきだと述べました。ガーナー氏は、感謝祭がなぜ石油に痛みをもたらすかについて、この週には12月の石油先物の最終取引日が含まれており、11月下旬から12月上旬には必ずOPEC総会があるからだと説明しています。
彼女は、今週から12月初めにかけて最後の暴落があり、その暴落によって原油は70ドル台前半、あるいは60ドル台半ばまで下がる可能性があると考えている。そこに到達すれば、あらゆる買いのチャンスになる可能性があると、彼女は考えている。
以上のような見立てから、石油ベアETFを握っている私としては、下落局面があれば利確し一旦逃げる必要があるのではないか?と考えを改めています。
バフェットのポートフォリオで上位を占めるシェブロンやオキシデンシャル・ペトロリウムは、このような未来も見据えているのか?そうであれば “Don’t fight the バフェット!” ということで、弱小個人投資家はエスケープする準備を整えておきましょう。