バイオ投資家の中には、先日 NVIDIA が投資を開始した Recursion Pharmaceuticals (リカーシオン・ファーマシューティカルズ / RXRX) を、最も注目しているバイオ企業にあげてポジションを構築しているという。
Recursion は、ロボット工学を使って実験を行い、スーパーコンピューターに入力するデータを収集し、AIを使って薬を開発している。これは創薬の未来であり、時間の経過とともに、徐々にコストが削減され、成功率が向上すると見ているという。
Recursion は、ヘルスケア企業の中で最も計算能力が高い
Note @RecursionPharma $RXRX is now in the top 10 entities GLOBALLY in terms of $NVDA H100 GPUs (compute power). That's above all other healthcare companies!
Source: @stateofaireport @nathanbenaich#GoBigOrGoHome #learnbiotechinvesting #biotech #investing #BiotechPrometheus pic.twitter.com/iXjwZDeRUP
— Biotech Investor (@learnbiotech) April 8, 2024
現時点における、AIの計算能力の代用品である各国の H100 GPU ユーザー上位10位は次の通り
1. Meta (US)
2. Lambda (US)
3. Google A3 (US)
4. Inflection (US)
5. Oracle Cloud (US)
6. Tesla (US)
7. Andromeda (US)
8. Scaleway (FR)
9. DeepL (DE)
10. Recursion (US)
11. Princeton (US)
実際に Recursion は、ヘルスケア企業の中で最も計算能力が高く、NVIDIA の H100 GPU を使用して、すべての企業でトップ10に入っていることは注目に値する。
Recursion の H100 GPU を活用するための NVIDIA とのコラボレーションは、彼らがデータ分析のための強力なインフラを構築していることを示唆している。
この計算能力は、AI主導の創薬プロセスにとって極めて重要なものとなる。膨大なデータセット (最近取得した50ペタバイト以上の生物学的データを含む) を分析することで、有望な新薬候補をより効率的に特定できるかもしれない。
しかし、最も強力なコンピューターを持っているからといって成功が保証されるわけではない。薬の候補を特定するためのAIアルゴリズムの有効性が、最終的に彼らの進歩を左右するだろう。
Recursion が計算能力を重視するのは、AIを活用した創薬の世界では戦略的な動きである。上記のグラフからも分かる通り、H100 GPU のトップユーザーは、テクノロジー企業、クラウドプロバイダー、研究機関など、多様な企業グループである。
AI中心のバイオテクノロジー企業
Slide of the Top 20 AI-Centric Biotechs (or TechBio depending on who you ask) based on amount of capital raised between 2010 and 2024 Q1—from Stifel/@TimOpler's AI report pic.twitter.com/uUF3EHTJE2
— Pearl Freier (@PearlF) April 15, 2024
上記のグラフは、2010年から2024年第1四半期までのAI中心のバイオテクノロジー企業 (テックバイオ) の資金調達総額上位20社をリストアップしたものです。Recursion はAIバイオテクノロジー企業の中でも、2位につけています。
RELAY (RLAY) – $1,900 million
RECURSION (RXRX) – $1,380 million
Schrödinger (SDGR) – $1,165 million
Exscientia – $983 million
Insitro – $780 million
Valo – $643 million
Generate Biomedicines – $643 million
insitro (there seems to be a duplicate or similar name here, could be a different company or an error in the chart) – $400 million
Owkin – $387 million
ALTO – $330 million
BenevolentAI – $328 million
Genesis Therapeutics – $294 million
Immunai – $280 million
DEEP GENOMICS – $275 million
SEISMIC BIO – $237 million
HEXAGON BIO – $222 million
Freenome – $185 million
ATOMWISE – $175 million
Freenome (again a potential duplicate, error, or different company with a similar name) – $174 million
Iamibic – $174 million